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園長先生の観察日記②

6月も気付けば半分が過ぎました。梅雨入りし、じめじめした気候の朝、「園長先生、キノコがはえてるよ!どくきのこかな?食べられるかな?」と好奇心スイッチがONになり、興奮して教えてくれた子がいました。
今回の観察は、3点の場面を紹介します。
1)けん玉さんは、困っています。

すいか保育園には、2種類のけん玉があります。よく見る形のものと、写真のような、カップ型に入れるものです。
大きいものは、年中・年長が使ってます。小さいお友だちも、大きい子に負けじと、カップ型けん玉に挑戦中!な毎日です。
けん玉には、遊び終わったら帰るおうちがあります。
ところが、朝来てみると小さなけん玉たちが、大混乱中でした。絡まっていた糸を、子どもたちなりにほどこうとした結果、どんどん絡みが増していったのではないでしょうか?
そんな子どもたちの思いも受け止めつつ、一人の先生が,一目ずつほどいてくれます。(簡単にはほどけず、先生のおうちに入院しました)
改めて、遊び道具の使い方を、考えるいい機会となりました。
②園長先生の大好きな夕焼け空

すいか保育園は、日本海側に立地しています。ですから、夕方園庭から、西側の空を見上げると茜色のきれいな空が広がっています。
場所によっては、手前に水田の稲穂(30~50㎝の高さ)が揺れ、奥には夕焼け空というところもあります。
園長先生は、懐かしく大好きです。日中のにぎやかな保育園とは異なり、数名の子のひそかな声と、遠くで鳥が寝床に帰る羽音や、車の音が聞こえる時間も、保育園の素敵な時間です。
③何を話しているの?

ある朝の玄関先の風景です。登園まもなく左の2歳児男児が、玄関先で飼育しているカメに、なにやら話しかけています。そこに、右の5歳児年長の女児が登園し、「カメさんと目があったね」と2歳児の気持ちを汲み取ってあげ、優しく話しかけていました。しばらくの間、この二人は、ささやくように会話を楽しみ、ゆったりとした時間が流れていました。その後は、一緒に各保育室に入っていきました。
『○○しましょう!』と誘導する言葉などなくても、子どもは、気持ちが満足すると、次のステップに進めるものですね。そんな時間を大切に、一人ひとりの成長を、全職員で見守る、すいか保育園です。