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諦めない気持ち(5歳児つき組)
突然ですが、鉄棒の「逆上がり」は得意ですか?
この記事を書いている担任も、小学生の時に必死に練習したのを覚えています。
逆上がりができても、確実にスポーツ選手になれるわけではありません。
逆上がりができなくても、運動あそびは楽しめます。
・・・ですが、逆上がりができたら、なんだかかっこいい!
そこで、今回はつき組の鉄棒奮闘記録をお伝えします。
クラスの子どもたちが鉄棒に興味を持ち始めたのは、一年前のふれあいデー(運動会)でした。
競技の中に鉄棒があり、「前回り」「足抜き回り」「逆上がり」のどれかを選んで披露するというもので、逆上がりができたのは、2人でした。
無事にふれあいデーが終わり、ある一人の子どもがつぶやいたのです・・・
「来年のふれあいデーでは、逆上がりができるようになりたい!」
こうして、その子を筆頭に、鉄棒の猛練習が始まりました。
作戦①
まずは、トランポリンを補助板に見立てて練習してみました。
駆け上がるリズムに慣れるまで、何度も挑戦しました。
作戦②
次に、タオルを使って練習をしてみました。
腰回りにタオルを巻き、掴みながら回ります!
作戦③
ボールを使った練習にも取り組みました。
ボールを蹴るように、足を高く上げる練習をしました。
一人ひとり補助の好みがあり、「私はタオルでやるのが好き♪」「僕はトランポリンだとできる」など、それぞれのやり方を見つけて練習をしていました☺
こうして、一年後・・・
今では、クラスの約半数の子どもたちが逆上がりを習得しました。
「前回りが怖いけど、できるようになった!」「足抜き回りがスムーズになった!」など、他の技を一生懸命練習し、できるようになった友だちもいます。
そして、中には何度も何度も挑戦したけれど、まだ一度もできていない子もいます。
子どもたちには、「できたこと」はもちろん素晴らしいけど、「できるようになるために、今まで努力したこと」「できなくても、諦めずに頑張ったこと」が素敵なことなんだとお話しました。
心優しい友だちが、たくさんいるつき組では、「こうやるとできるようになるよ!」「〇〇ちゃん、がんばれ!」と、励まし合う姿がたくさん見られました😊
一生懸命何かに打ち込む経験と、小さな成功体験の積み重ねが、大きな自信に繋がっていくといいなと思います。